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252 :名無しの紳士提督:2015/11/23(月) 07 46 01 ID x.TvXGOA 鹿島さんの最初のお仕事は士官学校入学者の身体検査の立会い係です。 253 :名無しの紳士提督:2015/11/23(月) 12 03 14 ID kdKOyiZ6 252 香取と一緒に逸物の検査をし、提督候補生のケツに甲乙丙丁と検査結果を書くおしごと 254 :名無しの紳士提督:2015/11/23(月) 12 14 05 ID seuJq./g 精液の多少や連射力についても検査する必要があるんですね分かります 256 :名無しの紳士提督:2015/11/23(月) 23 57 24 ID x.TvXGOA いきなり女性の前で、全裸に剥かれてあわあわする提督候補生、いきなり異性の裸体を見せつけられてあわあわする鹿島。そして、提督候補生を全裸に剥き、無情にも鹿島に身体各部の測定を命じる香取。 252からちょいと考えてみた。あと足りないのは自分の文才だけだ(涙目) 257 :名無しの紳士提督:2015/11/24(火) 00 25 15 ID 5OGhvaWk クライマックスはやっぱりM検かな。香取が候補生を後ろからガッチリとホールドして、鹿島が間近で男性器を見せつけられて涙目になるも、今度はそれを検査と称して握らされたり剥かされたりするのだ。鹿島は手袋をつけたままそれらを行おうとするが、無論香取がそんなことを許すはずがなく… 深夜のテンションで考えた。後悔はしていない。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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969 :名無しの紳士提督:2015/02/06(金) 13 42 46 ID uQKxGzdc ところで 最近、雷などのロリおかんキャラをバブれると評するらしいぞ 970 :名無しの紳士提督:2015/02/06(金) 15 28 19 ID 1mIA4OEk 駆逐艦にお父さんと呼ばれたいぞ 971 :名無しの紳士提督:2015/02/06(金) 16 50 21 ID 1mIA4OEk 艦娘を母さんと間違えて呼んじゃって 周りの艦娘達にからかわれ、笑われる提督 そんな鎮守府でのある日の夜 偶然にも目が覚めて手洗いに立った青葉は見てしまう 「鎮守府にいる間は"母さん"じゃなくて艦名で呼ばなきゃダメでしょ!」 「わ、わるかったよ母さん」 「あ!ほら、また言った!!気を付けないとダメでしょ。もー、何度言ったらわかるの!?」 と叱られる提督と昼間に提督に「母さん」と呼ばれていた艦娘を 青葉は見てしまったのだ 972 :名無しの紳士提督:2015/02/06(金) 17 48 03 ID Fy2Fxen2 971 まさか足柄さんに隠し子(?)がいたなんて…! 973 :名無しの紳士提督:2015/02/06(金) 18 11 43 ID oxCGoJQM え?雷が提督の実のお母さん!? 974 :名無しの紳士提督:2015/02/06(金) 21 46 11 ID fE2GWQjY どうやって生まれてきたのか考えると結構怖い件 975 :幼妻大鯨ちゃん:2015/02/06(金) 21 59 22 ID NAN3laqo 艦娘は娘も艦娘になりやすそうだけど息子だったらどうなのか 孫娘にでも受け継がれるのか これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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過去の事例を元に作成した荒らし報告をする際の注意点です。 ピンクちゃんねるは巨大な掲示板ですから、荒らし対策はほぼマニュアルに沿って行われます。 (残念ながら個別の内容の深い吟味は行われません。) また荒らしに対するレスが含まれると、報告および削除依頼も非常に難しくなってしまいますので、絶対しないでください。 1.報告対象 (1)eroparo:エロパロ[レス削除]での削除対象はガイドラインにおける4.5.6 現在スレを荒らしている死刑執行人 ◆QSJNUz260oには以下のような特徴があります。 自分ひとりでIDを変えて自分を自分で煽り自分で叩いてスレをかき回す ひたすら他人および職人へのレスを自演扱いにする コピペ その為、あらしレスにおける削除理由は 削除理由・詳細・その他: 4. 投稿目的による削除対象 レス・発言 5. 掲示板・スレッドの趣旨とは違う投稿 レス・発言 6. 連続投稿・重複 連続投稿・コピー&ペースト となります。 (2) あらしの自己レスへのチェーンレスを報告しても規制および削除はされない 書き込みを沢山する人としか運営は見なさないからです。これまでの荒らし事実考慮されることはないでしょう。少なくとも現状では。 2.書き方について 報告スレ主が報告相手に対して、私怨を感じさせる言動が少しでも感じられたら運営は削除をしません。 報告している期間は沈着冷静な言動をしなければなりません。つまり、あくまでも「あらしを報告しあらしレスの削除依頼をしているだけ」というような姿勢でないとダメです。 「いつもいつも荒らしやがって!!!」というような感情が見えたら、削除要請は絶対に通りません。 また、被害を受けているからといって、理解してくれるように努めると逆効果です。通る要請も通らなくなります。 3.あらしを相手にする人がいると、報告できるレス数が減る 例えば、以下のようなやり取りがあったとします。 参加者のあらし宛てのレス あらしレスA(住人への返信) あらしレスB(レスAへのチェーンレス) あらしレスC(レスBへのチェーンレス) あらしレスD(レスCへのチェーンレス) あらしレスE(レスDへのチェーンレス)) ↑ このようなパターンのスレの流れがあった場合、A~Eにマルチコピペが含まれていても、起点は参加者のレスなのでA~Eだけを報告対象に含めると、「ぶっこぬき」と判断されて運営に無視されます。 他の参加者が一連のレスの原因だと運営は見なすからです。 原因を作った住人は報告しないで荒らしだけ報告することは「ぶっこぬき」と呼ばれます。報告対象に一つでも「ぶっこぬき」が含まれていると、その報告レスの削除はほぼ無視されます。 4.最後に 重要なのは、私たちが荒らしを決して相手にしないことです。あらしがレスをもらった場合、それが罵声であったとしても寂しがり屋の荒らしは「エサができた」と考え喜びます。良心のある読者の皆さん、ぜひご協力ください。 荒らしに関する愚痴はあらしヲチ・愚痴コメント欄にどうぞ。
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456 :幼妻大鯨ちゃん:2015/07/24(金) 22 44 51 ID JYJG9zAE 今日は土用の丑なので投下します 2015年7月24日金曜日。今日は土用の丑だ。 7月に入ってから海沿いで花火大会がたくさん行われる事、 8月には大規模な作戦があり、主力艦隊が出撃して日本の守りが手薄になることから 深海棲艦の襲撃から人々を護る為に艦娘をどのように編成するかでかなり悩んでいた。 それに地域の人々や海上自衛隊、 海上保安庁や水上警察の方々とも話を付けたりとかなりの激務だった。 去年の大規模作戦の折には主力艦隊の不在を突かれて日本本土が襲撃された為、 もう二度と同じ過ちを繰り返すまいと早い段階から対策を立て続けていたのだった。 その為俺はもう疲れ果てていたが、鰻を食べたら元気になったのだった。 「今日のうなぎ、とってもおいしかったですね」 「ああ。なんだか元気になれそうだよ」 「こちらの小さくてかわいいうなぎさんもいただきますね」 そう言うや否や彼女は俺のちんちんを口に入れたのだった。 それはまるで大きな鯨に食べられる鰻の稚魚のようである。 だが食べられたわけではなかった。 レロ…レロ…… 俺の鰻の稚魚は彼女によって優しく心地よい刺激を受けていた。 ムスコを口で力を入れずに咥え、舌で亀の頭をなぞる行為。 それはまるで母が子を優しく暖かく包み込み、頭を撫でているかのようであった。 さすがは潜水母艦大鯨の力を宿した艦娘だ。 いや、溢れんばかりの母性があったからこそ大鯨の艦娘となったのか…… どちらなのかは俺にはわからない。運命にひかれた、というのが俺の推測だ。 いろいろと考えているうちに俺の鰻の稚魚は大きくなって成魚へとなっていた。 「大きくなりましたね。それじゃ、いただきまあす」 そして大きな鯨はこの時を待っていましたといわんばかりに激しく味わった。 強烈な感覚に思わず放出しかけたがなんとか堪えた。 しかし、粘膜への強い刺激だけでなく、他の部分へも強弱つけながら刺激していた。 それが俺の堪える心を惑わせ、弱い刺激になってからもう大丈夫と思い、 油断したその時最大級の感覚が襲い掛かり、堪え切れなかった俺は… 「ん!?………………」 大きな鯨の暖かさに包まれながらすべてを吐き出していた。 出てしまう事を相手に伝えられなかったが、 今まで何回も同じ事をしてきたからか彼女は吐き出されるタイミングがほぼわかっていた。 発射に備えて舌の腹で鈴口を押さえていた。 舌に当たるどろりとした刺激を楽しんでいるのか、 射精の感覚に酔いしれていた俺には冷静に考えられなかった。 「はぁ………んっ………………もう…………」 射精が終わったと思い口を離した少し後、遅れてもう一撃放たれた。 もう終わったと油断していた為か顔に当たっていた。 ただ勢いはなかった為顎の辺りにかかったのだった。 そしてさっきまで恥態を晒し、 更におかんむりだった彼女からは想像出来ないくらい落ち着いた感じで口を開いた。 「少し……変な味がしました…………」 彼女は尿道から吐き出された白濁液を味わっていた。 味わっていたといっても全部飲んだわけではなく、 次の行為の為にほとんどを俺の未だ大きい鰻さんに残してかけていた。 「変な味?」 「いつものも何とも言えない いえ、飲めなくはない味ですけど、今のは明確にちょっと……」 彼女の本音が少し垣間見えた気がしたが、 それよりも今のは、という言葉が気になり思い返してみた。 さすがに鰻を食べたとはいえすぐには効くものではないか。 「お疲れでしょう。次も私に任せてください」 俺の不調に気を遣って彼女は俺のモノを豊かな胸で挟み込んだ。 「んしょ……よいしょっ…………」 いわゆるパイズリである。本来はローションによって滑りを良くする必要があったが、 先ほど射精していた白濁液がローションの代わりとなっていた。 「ん……この鰻さんは…元気ですね…」 俺のちんちんを胸で扱いていた彼女は少し驚いたようだった。 さっき発射したにもかかわらずちんちんだけは硬いままだったからだ。 その事が彼女の心に火を付けたのか、そのパイズリは激しさを増し、そして…… ビュルルルルッ! 俺は再び発射していた。もっと驚かせようと何とか声をあげずに出したが、 何回かやってきた彼女の方が一枚上手らしく、 発射のタイミングを予測して発射する瞬間に俺のちんちんを胸で強く包み込んだ。 皮肉にもそれが強い刺激となってますます発射威力を高めてしまう事になったが 彼女はそれさえも見越していたかのように強く包み込んでいた。 結果、一滴も彼女の顔にかかる事はなく放出が終わった。 「またいっぱい出ましたね。しかもまだまだ元気ですね… あっ、今のうなぎさんをおっぱいで挟んでいるの、これが本当のうなぎパイ、でしょうか」 うなぎパイ、か……やってる事がいつもと一緒でも 新しい名前が付いたらまた違った事をしているように感じるな。 さて、彼女にさせっぱなしだったから今度は俺からするか… 俺は彼女の胸にへばりついていた白濁液を拭い、それを彼女の太ももに付けた。 そして俺は彼女の背後に回り込み、 ちんちんを彼女の太ももの間に入れ、激しくピストン運動した。 「やっ、そんなっ、いきなり……えっ…………?」 彼女の理解が追いついていないのか、どうやら入れられたと勘違いしたようだ。 素股なんてしたことないから驚くのも無理はないだろう。 どうせ鰻はぬるぬるしてるんだ。今日は土用の丑、ちょうどいいじゃないか。 「ひゃん…あっ……こすれ……てっ……」 太ももだけではなくデリケートな部分にも触れているのだろう。 彼女も未知の感覚に戸惑っているようだったし、 俺も受動的ではなく能動的にやったからかすごく気持ちが良い感じがした。 おかげで三回目だというのにすぐに射精感が込み上げてきた。 「もう出る……!」 「えっ………ええっ!?」 俺は射精しそうな事を伝え、彼女に股間の部分を見させた。 そこから白濁の液が勢いよく吐き出されていた。 それはまるで彼女が射精しているかのように見えた。 「はぁ……はぁ……」 「うぅ……すごい…です……何だか変な気分…………」 彼女自身も不思議な気分に囚われていたようだ。そしてほんのしばらくの後、 「私が出しちゃったみたいですけど、これじゃ猛【たけり】じゃなくて雛から出たみたいです……」 まだ達していなかったのかすぐに冷静になって言った。 猛とは鯨のちんちんであり、雛とは雌鯨のクリトリスを指す言葉だ。 …………大鯨の艦娘に子供が生まれてもその名前は付けられないな、と思った。 「あの……もう…入れてください…」 こちらは三回も達したのに自分が一回も達していないのが不満なのか、求めてきた。 俺は鰻を食べたせいか未だに硬かった猛る鰻を少し乱暴に突っ込んだ。 「ひゃああん、あっ、い、いいっ!」 もう準備万端だったのか、乱暴に突っ込まれてもすんなりと入り、痛がるそぶりは見せなかった。 「やんっ、そん、なっ、無理しちゃ……やぁぁっ!」 「くっ、はぁ、あうっ!」 心配をよそに俺は全力で突き続けた。 確かに今日の行為では俺はほとんど動いていなかったとはいえ、 今までの仕事の疲れが溜まっているはずである。 だが鰻を食べたせいか……いや、答えはもっと簡単だ。 俺はいま大きな鯨を食している。 俺にとっては鰻以上に最高のものである。 「やだ、そんなに激しくされたら…私…も……ぅ……あぁぁぁーーっ!!」 「あぐっ、お、俺も……」 大きな鯨が激しく潮を吹いたかと思ったら中で暴れる鰻を締めにかかってきた。 その締め付けは今まで以上のものであり、俺が耐えられるはずもなくすぐに射精してしまった。 ビュルルーーーッ!! 既に三回も射精していたというのに今までで一番多く出ている気がする。 鰻を食し、大きな鯨を食していた俺の精力はもしかしたら底なしと言えるのかもしれなかった。 「すごかった……ですね……やっぱりうなぎの力って、すごいですね……」 「それもそうだけどさ、とっても美味しい、肉付きのいいくじらさんを食べたからかな」 「ッ!!……もう……恥ずかしいこと言わないでください……」 あ、拗ねてしまった。本気で怒っているわけじゃないだろうけど、 これ以上変なこと言ったら取り返しのつかないことになりそうだからやめておこう。 「ところでさ、明日の花火大会の事なんだけどさ…」 「明日の花火大会…………先週伊勢の花火大会が中止になりましたので 伊勢の花火大会の警護につくはずだった伊勢さんと五十鈴さんが 私たちの応援に来るんでしたよね?」 「ああ。だから大鯨の負担は少しは少なくなるはずだ」 「でも提督のやることは変わらないんですよね」 「ああ、そうだ」 「寂しいですね……」 「だけど俺達がやらなきゃ、多くの人々がなんの楽しみもない人生を送ることになってしまうだろう。 俺達に戦う力があるのなら、俺達は戦い続けなきゃならない」 「…そうですね。私も艦娘である以上わがままばかりは言いません。でも……」 「すまない……」 「じゃあ約束してくださいね。明日の花火大会の警備が終わったら、二人だけの花火大会をするって」 「二人だけの花火大会ってのは寂しいからみんなでやろう」 「……ええ」 微妙にフラグっぽい上に彼女の意図がひょっとすると俺の感じたのと違うかもしれない。 しかしどんな事があったって俺達は地上の人々全てを守りたい。 地上の人々みんなを守れば、俺達の未来も守られると信じて…… ―終わりー +後書き 463 :幼妻大鯨ちゃん:2015/07/24(金) 22 52 08 ID JYJG9zAE 以上です 極上の鯨肉が食べたいです 海鳥の肉でもいいですけどね それでは これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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朝日が昇る。 冬の空気は冷たく澄み渡り、照らされた水平線の向こうまでもがくっきりと浮かびあがっている。 日差しは早朝の寒さに凍える鎮守府に優しく降り注いだ。 「ん……0630……ふぁぁ…いつも通りね」 空母寮の一室で彼女は目覚めた。 秘書艦の朝は早い。 提督を起こし、本部からの手紙の回収をしたり、他にも朝のうちにやることは沢山あるのだ。 まずは布団から出るわけだが… 「あら?…まったく…今日も勝手に入って来てるんだから、この子は」 隣の布団で寝ていたはずの可愛い妹が彼女の布団に潜り込んでいた。 いつもの事ながら、ある意味過剰な妹の愛に思わず苦笑が漏れる。 片腕に人形の様にすがりついて寝ているのは、以前抱き締められたのを少し叱ったせいであろうか。 「ごめんね、お姉ちゃんは仕事があるから」 彼女はゆっくりと妹の手をほどき、もぞもぞと布団から這い出た。 枕元に準備してあった服を着て、長髪ゆえに大きく乱れた寝癖を直した。絹糸のような銀髪を後手に束ね、一つに結わえる。最後に額に鉢金を巻き、これで準備は完了である。 「さて、と…艦載機の皆さん、おはようございます」 艦載機妖精たちに声をかけながら、戸の傍に置いてある飛行甲板を抱えて部屋を出た。妹を起こさぬよう戸は静かに閉める。 「はぁ~…あら、吐く息が白い!いよいよ冬も本番なのね」 鎮守府の廊下を提督執務室に向かって歩く。 不意に向かい側から歩いてくる音がした。 巡回担当の駆逐艦であろう。 彼女の想像通り、向かいから現れたのは第六駆逐隊姉妹の三女、『雷』だった。 「おはよう、雷ちゃん。巡回ご苦労さま」 「おはよう…千歳さん…」 軽空母『千歳』と雷はすれ違いざまに軽く挨拶を交わす。雷は片目を擦りながらぼんやりとした様子で応えた。 普段は元気いっぱいに提督と戯れる彼女には珍しい姿である。 昨日は長時間遠征から帰投し、そのまま一晩の定期巡回に入ったのだ。眠さと疲労でへとへとなのだろう。 これから一日、雷がゆっくりと休めることを千歳は祈った。 「失礼しますよー…」 コンコンと小さなノックをしてから執務室の扉を開ける… 中はカーテンも締め切ったまま真っ暗だった。 「…」 千歳は静かに中に入ると、執務室脇にある提督私室のドアに向かう。秘書艦となった時に渡されたこの部屋の鍵で扉を開けた。 「…くぅ~…」 暗闇から寝息が聞こえた。まだ提督は夢の中のようだ。本当に朝に弱い人だなぁと千歳は微笑んだ。 千歳はカーテンを開け、冷えた部屋に温かい陽射しをとりこむ。 「…はぁ~…」 顔面に日光が直撃してもこの男は目覚めなかった。 「まったくもう…提督!起きてください!」 布団の上からばしばしと提督の体を叩く。 「んぁ…おはよう……千歳」 「おはようございます。朝ですよ」 「あ~、あと30…分……」 「提督、寝ないで!…もう」 ここの提督はこのように普段は頼りない、ぐうたらのアラサー男である。 朝は弱い、仕事はすぐサボる、執務室に居ないと思えば、埠頭の先で昼寝していたりとダメ人間ぶりを挙げれば枚挙にいとまがない。 しかし、それでもこの提督を慕う艦娘は多い。 千歳はその筆頭である。 怨念に囚われ、深海棲艦として暗い海の底から這い上がってきた千歳を、この提督は数十年に及ぶ呪縛から救いだした。 水上機母艦『千歳』は艦娘としてこの鎮守府にやって来たその日から、長く、共に戦って来た。 五度の改造を施され、軽空母となった彼女は秘書艦として共に沖ノ島の海を越えた。 この頃からふたりの間には単なる提督と艦娘という関係を越えた想いが芽生えていた。 どちらからとも無く、二人は自然にひとつになった。 千歳に溺愛する千代田や、金剛、その他多くの艦娘たちとひと悶着あったりしたが、今では鎮守府周知の恋仲となっている。 「たまにはしゃっきり起きたらどうですか?……あ、そうだ。うふふっ、いい事思いついちゃった」 困り顔だった千歳はふいに悪戯っぽく笑った。そして、まだ眠る提督の耳元に顔を近づけると…耳の穴にふぅっと息を吹きかけた。 そのままどこか扇情的に囁きかける。 「提督、起きて……今すぐ起きてくれたらイイコトしてあげますよぉ…最近はご無沙汰じゃないですかぁ?…て・い・と・く♪」 「…」 が、提督は目を開けない。すうすうと寝息を立てている。 「…そう。ならおあずけです…あら?」 千歳はこれでもダメかと思いながら上体を起こすと、視界の端に奇妙な布団の膨らみを捉えた。 大した膨らみではないが、先程までは確実に無かったものだ。 それは提督の股間あたりに見受けられる。 「もう…提督~?こっちは正直ですよ」 妖しく微笑みながら千歳は膨らみを撫ぜる。布団の下で何かがピクリと小さく動いた。 「お布団、はいじゃいますね」 ばさっと勢いよくはがされた布団の下には寝間着のズボンが見事なテントを立てていた。千歳はそれを見て微笑むと、ズボンもゆっくりとずり下ろす。 ぶるんと屹立した提督の息子が現れる。 「このままじゃあ、今日の執務に影響が出ちゃうわね…しょうがないなぁ♪」 千歳はベッドに腰掛けるとそれを掴んでゆっくり上下に扱き始める。一往復ごとに手のひらの中の肉棒は堅さを増していった。 「しこしこ…しこしこ……うふふっ」 千歳はやわやわと握ったり、強く、速く扱いたり、手の中で猛るものを弄ぶ。 ひとしきり手で愛撫した後、千歳は屈み、顔を近づける。 「すんすん……あぁ…提督の、匂い」 目を閉じて確かめるようにくんくんと愛しい男の匂いを堪能すると、千歳はゆっくりと舌を伸ばした。 「んちゅ…えろ…れろれろ…」 既に先走りを滲み出している先端を舌先で舐めまわす。円を描くようにくるくると舌を這わせて刺激する。 千歳の唾液と提督の先走りで亀頭がぬらぬらといやらしく光った。 「ふふ…あむ…ん~」 亀頭までを口に含むと、鈴口を舌でつつく。つついた先から溢れる先走りを味わい、嚥下する。 「んむんむ…くちゅ…ふむ!!」 唐突に千歳の口腔内で精液が迸った。ビクビクと震えながら、約一週間分の濃厚なものを先端から溢れされる。 千歳は口を窄め、尿道の中の分もしっかり吸いだすと、窄めたまま口を肉棒から離した。 「…ハァ…ハッ…」 「ひぇいほく…おはおうごらいまふ」 「…おはよう」 呼吸を乱しながら目を開けた提督に、千歳は口に精液を残したまま挨拶をした。 「…んっ…こくっ、こくっ…はぁ…提督、ごちそうさまでした」 「お粗末さま…」 「寝たふりしててもわかりますよ」 「半分は本当に寝てたよ…」 「こっちは元気でしたけどねぇ…とっても濃かったですよ、ゼリーみたいで」 口に溜めていた精液を飲み込むと、完全に目覚めた提督を少しからかった。 ツンツンと指で肉棒をつつく。未だ萎える気配はない。 「どうします?続きをしますか?」 「…胸でしてくれ」 「ですよね、ふふ♪…わかってる!」 千歳は嬉々として答えるとベッドに乗り、提督の胸辺りに後ろ向きで跨がった。 ぷちぷちとシャツのボタンを外し、その豊満な胸を露出させる。白くきめ細かい肌にピンクの乳首が映えていた。 千歳はむっちりとした二つのおっぱいで未だ猛る提督の肉棒を挟みこんだ。 そのままたぷたぷと両側から少し揺らす。少し汗ばんでしっとりした谷間は柔らかく、しかし張りのある弾力でもって提督の男根を包みこむ。 「んっ…はぁ…あー…」 千歳は谷間へ唾液を垂らし、滑りをよくする。まずは交互に左右の乳房で擦りあげた。 もちもちと柔らかな左右の乳房から交互に与えられる乳圧がやんわりとした気持ちよさを与えてくれる。 「ふふっ、提督?気持ちいいですか?」 「ああ…!」 「嬉しい♪…まだまだですよー」 千歳はぎゅうぎゅうと左右から圧迫し、押しつぶすような動きに変えた。 ぎゅうと押されるたびに谷間の唾液ローションが小さな泡となって谷間から溢れ、弾ける。 圧迫される時の柔らかくも強い刺激と、解放された時のもちもちとした感触がじわじわと提督を絶頂へと導いていく。 「…ッ…千歳…そろそろ」 「はぁい、いつでもいいですよ」 ラストスパートと千歳は両手で乳房を抱え込むと上下に激しく擦り始めた。 提督の腰と乳房が当たって、たぷっ、たぷっと音を立てる。 と同時に唾液と溢れ出した先走りでにゅぽにゅぽと淫靡な音が溢れ出した。 もっちりとした柔肉に挟まれ、さらに自らの粘液によってにゅるにゅると擦られる様はまさに極上のおっぱいホールである。 谷間の上から顔を出したり、引っ込んだりを繰り返す肉棒の先端を千歳はぼーっと眺めていた。 早く、早くと射精を待ちわびる。 提督の息は荒く、乳房の中の男根は熱く、震えている。千歳は急かすように一層動きを激しくしていった。 にゅぶ、にゅぶと響く音も激しさといやらしさを増していき、打ちつける乳房の音も大きくなる。 「イ…くッ!」 「!!…はむ!」 その瞬間に千歳は肉棒の先を咥えた。白濁した奔流が口の中に吐き出される。 先ほどよりは少ないといえ、勢いは衰えず、少しばかり千歳の唇の端から溢れてしまった。 千歳はそれを指ですくい取り、ちゅぷと口に含む。こくこくと嚥下し、ふぅとひと息ついた。 「…ハァァ…もう…大丈夫だ…起きよう」 「あら、本当に?」 「これ以上やったら…逆に起きられなくなりそうだ」 「…そうですか」 少し物足りなさそうに千歳は提督の上からどき、ベッドからおりると部屋の端によった。 「流石に寒いな…はやく着替えんと……そんな顔をするなよ」 「提督、自分だけスッキリなさって…ずるいです」 着替えを始める提督に少し意地悪く千歳は言った。 「心配しなくても、今夜はちゃんと相手をするよ…一緒に風呂でも入ろう」 「それは……いえ…たまには、それもいいですね」 そう答えると千歳はやんわりと微笑んだ。
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「うーん、やっぱり噂は噂なんでしょうかねぇ」 ついさっき遠征から戻ってきたばかりの青葉が呟いた。 手には愛用の手帳とペンが握られているが、開かれた手帳は持ち主に渋い顔をさせている。 このところこの艦隊に所属する艦娘達の間で流れている「提督が夜な夜な鎮守府内を徘徊している」という噂。 この噂について真相を確かめるべく、数日前から取材して回っているのだが…… 「○月×日二三○○、トイレに行こうとして営舎の廊下を歩いていたら、営舎の外の茂みからしれぇが出てくるのが見えました」(駆逐艦Yさん) 「×月△日二二四○、間宮さんから訳あって試作品のお菓子を頂いたので、お茶請けにと姉さまたちの部屋へ行く途中提督らしき人影が執務室から出ていくのが見えました」(戦艦Hさん) 得られる情報はこの程度で、それ以上詳細な情報は何もつかめなかった。 それで渋い顔をして手帳をにらんでいたわけであるが、それでただの噂と決めつける青葉ではない。 好奇心の女王こと青葉にしてみれば、むしろこれぐらい骨があったほうが燃えてくるというものだ。 「かくなる上は……仕方がありませんね」 ポン、と勢いよく手帳を閉じて青葉は誰ともなしにつぶやく。 やはり何事も、自分の目で確かめなくては。 「それにしても、司令官はああ見えて意外とガードが固いですね」 その夜、こっそりと営舎から抜け出した青葉は、昼間のうちに用意した今夜のための「艤装」を取りに営舎裏の茂みに入った。 青葉の言うとおり、彼女たちの指揮官としてずいぶん前に着任した提督は、豪放磊落で飄々とした兄貴分といった感じの人物で、 筋骨隆々とした体躯と相まって海軍将校というよりは海賊のお頭や戦国武将といったほうが近い印象があった。 そしてそんな豪傑でありながら、その過去や作戦時以外の行動はその多くが謎に包まれている。 青葉にしてみれば、ここまで調べがいのある相手というのもそう多くはないだろう。 ―純粋にただの好奇心だけかと青葉を問いただせば、赤くなってはにかむ彼女を見ることもできるだろう。 やがて茂みから一体の異形が這い出してきた。 この緑色の塊を、いったい誰が青葉だと思うだろうか。 「ふっふっふ。それでは青葉島取材行ってきます」 青葉だった緑の塊はそこだけ色違いの白い歯を見せて笑った。 顔には緑のドーランを塗り、どこで手に入れたのか鎮守府内に実際に生えているものと同じ種類の植物を編み込んだギリースーツを着込んだその姿は、 彼女の前世の記憶を参考に作り上げた自信作だ。 仕上げに愛用のカメラにレンズ保護と光の反射防止を兼ねたカバーをつけ、目撃情報のあった営舎脇の茂みのほうへ慎重に近づいていく。 あの後、これまでの取材をまとめ、提督がここを通る可能性が高いと踏んだ青葉は直接尾行することを思いついた。 地面と同化し、ターゲットの出現を待つこと数十分。 青葉の主観ではもうすぐ日が昇ると思うくらい待ったような気がしてきたころ、周囲を警戒しながら提督が現れた。 きょろきょろとあたりを見渡しているがしかし、茂みに同化している青葉を見つけられず、異常なしと判断したのか背中を向けて足早にどこかへ向かう提督。 (よし、慎重に尾行しましょう) その後ろで緑の塊が動く。 時には地にふせ、時には木陰に隠れ、時には植え込みに飛び込みながら尾行を続けるが、唐突に提督が立ち止り、何者かと話し始めた。 (誰かと密会ですか!?これは大スクープでは!?) 茂みから頭だけ出してカメラを構える青葉だったが…… (なんだ、警備の人か) 提督が話していたのは、通りすがった二人の兵士だった。 おそらく警備中の兵士に見つかり、出歩いていた理由を説明していたのだろう。 上手くはぐらかしたのか、はたまたまっとうな説明だったのかはわからないが、兵士たちは納得したらしく、敬礼をして元の巡回ルートに戻っていった。 しかしここで青葉に問題が起きる。 兵士たちは青葉の読みが正しければ間違いなく自分の目の前を通る。 その上茂みの前には煌々と光る電灯があり、下手に飛び出せばすぐに見つかってしまう。 当然、こんな格好で潜伏しているのがばれたら問題になるし、最悪の場合侵入者としてその場で射殺されることもありうる。 隠れてやり過ごすのが無難だが、そうしているうちに提督を見失ってしまっては元も子もない。 となれば、なんとかして二人の兵士のいる道を横切らなければならないのだが…… どう突破するべきか思案していた青葉の耳に低いエンジン音が近づいてきた。 音のする方向を見てみると、ちょうど兵士たちとは反対側からトラックが走ってくるのが見えた。 そういえば今日は鋼材の搬入が夜になると提督が話していたのを青葉は思い出した。 (ちょうどいいや。あれを使いましょう) チャンスをうかがう青葉にトラックがさらに近づいてくる。 (ステンバーイ……ステンバーイ……) 思わずそう呟いたとき、兵士たちがトラックの接近に備えて青葉側の道の端によけた。 やがてトラックが青葉の前を通過した瞬間、青葉は茂みから飛び出し、徐行するトラックのすぐ後ろについて走る。 こうすることで、兵士たちからは死角となっていて、堂々と道を横断した青葉を発見できない。 なんとか危機を脱した青葉は提督の尾行を再開した。 青葉が再び提督を発見したとき、ちょうど提督が今は誰も使っていない鎮守府はずれの小屋に入っていくところを目撃した。 小屋に近づいてみると中から小声だが何か話し声が聞こえる。 (やはり密会だったのですね……相手は誰かな?) 青葉の好奇心はいまだかつてないほど盛り上がっていた。 謎に包まれた提督の一面を見ることができる。 もちろん、軍人の密会というと良からぬイメージがないわけでもなかったが、あの提督に限ってそんなことはないと青葉は信じていた。 誰だって他人に知られたくないことの一つや二つはある。勿論、青葉とて例外ではない。 だからこそ、青葉は相手の嫌がりそうな過去を穿り返すようなことはしなかったし、 芸能レポーターのようにそれを騒ぎ立てるよりも、事件の真相を究明したり、最新情報を仕入れることに好奇心を刺激されるタイプでもあったが、 気になる相手の一面を知ることになるとなれば別らしい。 (では……青葉見ちゃいます!) 手ごろな隙間を見つけた青葉は、意気揚々と中を覗き込む。 そこから見えたのは提督と、 (えっ……) 口づけする古鷹だった。 (古鷹……?) 口を離し、うるんだ瞳で愛おしそうに提督を見つめる古鷹。 そんな古鷹をやさしくなでる提督。 たくましい腕で古鷹を抱き上げ、近くにあった古い寝台に運んでいく提督。 お姫様抱っこされながら、提督の首に手を回し、寝台に下されるときにもう一度濃厚な口づけを交わす古鷹。 (なんで……古鷹、司令…) 青葉はただ、くぎ付けになっていた。 提督は再び古鷹を抱きしめるように腕を背中に回し、服を脱がせながら古鷹を寝台に寝かせる。 寝かされた古鷹はその足を提督の胴体を挟み込むように絡め、指で己のまたぐらを触っている。 提督はまるで母乳を求める子牛のように、古鷹のまたぐらに頭をうずめている。 時折古鷹の体がびくり、びくりと跳ね、その度に「んっ!」「あっ…」と嬌声を上げる。 切ない声を上げ、頬を紅潮させながら提督を求める古鷹に、求められた本人は下を脱ぐと、 一度自分の胴に巻き付いている足をやさしく外し、いきり立つそれを古鷹の二つの膨らみへと持っていく。 (あ、あ、あ……) 二つの膨らみで提督のそれを挟み込み、前後に扱く古鷹 (やめて、やめて…) むくむくと大きくなった提督のそれから白濁液が噴出し、古鷹の顔にかかるが、古鷹はそれでも嬉しそうに笑う。 青葉の視界はここで歪んだ。 見たくない。認めたくない。 そんな思いを表現したかのように青葉の両目からはとめどなく涙があふれている。 古鷹は青葉にとって今も昔も恩人だ。 ここの艦隊に配属されたとき、青葉は先に配属されていた古鷹に前世の謝罪をした。 そんなことで許してもらえるとは思っていなかったけれど、そうしないわけにはいかなかった。 そんな青葉に返ってきたのは「気にしないで。またこれからもよろしくね」という言葉と、差し出された握手だった。 この日から青葉は、今度は自分が古鷹を助けることを決めた。 作戦海域の資料など、古鷹が求めれば青葉は持ちうる全てを提供し、足りなければ持ち前の取材能力をフル動員した。 ともに前線に出れば、古鷹をかばって戦艦の砲撃を受けることもあった。 古鷹には幸せになってほしかった。 だがその幸せが実際に目の前で展開されたとき、青葉はそれを見ていられなかった。 その幸せが嘘であってほしいと願った。 そこにいるのが古鷹ではなく自分であることを願った。 目の前の現実と、古鷹を恨めしく思ってしまった己自身から逃げるように、青葉は一目散に走った。 走って走って、気が付いた時には元の営舎脇の茂みに戻ってきていた。 まだ涙は止まらない。本当は声をあげて泣きたいけれど、それだけは何としてもこらえなければならなかった。 そんなことをすれば誰かが聞きつけるだろうし、泣いている青葉を見つければ訳を聞くだろう。 そうすれば提督と古鷹の関係が露呈してしまう。 それだけは何としても避けたかった。 提督と幸せそうにまぐわる古鷹を恨めしく思ったのは事実だし、 一瞬だがどうにかして提督を彼女から奪えないかと思ってしまったのも事実だ。 だがそんな己の心を抑えたのは、皮肉にも前世の「あの記憶」だった。 自分のせいで古鷹が辛い目を見るのはもうたくさんだ。 青葉は泣いた。悔しさと悲しさと自己嫌悪とで自分でも訳が分からなくなりながら声を殺して泣き続けた。 そして数日後の夜、鎮守府はずれの今は使われていない小さな乾ドック跡に青葉は現れた。 周囲をこそこそ見回し、誰もいないことを確かめると、放置されたガラクタの中から案山子のようなものを引っ張り出す。 成人男性ぐらいの大きさのそれは、ぼろ布を巻き付けて柔らかさと厚みをだしており、服を着せれば遠目には人間に見えるだろう。 その案山子を地面に寝かせると青葉は懐から今回の肝を取り出した。 提督の顔写真と男性器の張型。 顔写真を案山子の顔部分に、張型を股間部分にそれぞれつけると青葉はその「提督人形」を抱き起し、 自分を抱きしめるような形を作り、写真の口にキスをした。 ちゅ。ちゅと写真の表面をなめるように吸う青葉。 やがて直角におれるようにした人形の腕の部分を自分の胸に当て、押しつけたりこすったりし始める。 「司令っ!…司令っ!!」 物言わぬ人形に語りかけながら、青葉は張型を今度は自分の胸に持ってきて、その谷間に挟み込む。 覗き見た古鷹を再現するかのように谷間に挟んだそれを上下させ、自分の性感帯を何度も往復させる。 その後、懐から小瓶を取り出すと、人肌のぬるま湯で溶いた強力粉を張型の先端に塗り、それを咥え込む。 「んくっ…ん、むぅ…んっ、ぷはっ」 咥えたそれをチロチロと拙い舌づかいで舐め、途中で口から離すとだ液と混ざった白濁液が口の周りに流れた。 「うふっ。そろそろ良いですよ」 自分の股間に手をやると、生暖かく湿ってくちゅくちゅと音を立てているのがわかる。 仰向けになった青葉は、ちょうど提督人形が馬乗りになるように自分の上に乗せ、張型の先端で秘所の周りをくすぐってみる。 「ひゃ!あ、あ、ひゃん!」 わずかな刺激でも快楽が押し寄せるほどになった青葉は、そのままゆっくりと張型を挿入していった。 「ううぅ、ふぁ!ああっ!」 張型はみるみる内に青葉の中に入っていき、少し進むごとに嬌声が上がる。 やがて最奥部に張型が到達すると、青葉は嬌声を上げながら提督人形を小刻みに揺らし始め、揺れに合わせて一段と大きな嬌声を上げる。 「くぅ!ああっ!くひゃあ!」 上気した肌には汗がにじんでいる。 「あん!あっ……あ、ふぅ……」 絶頂に達した青葉は張型を抜き、人形の重さを腹で感じながら壊れた屋根の隙間から星空を眺めていた。 「古鷹……本物はあげるね」 これが青葉の出した答えだった。 古鷹からは奪えない。しかし何の未練もないほど提督への思いは小さなものではない。 ならば、古鷹の追体験をすればよい。 自分にはこの、自分だけの提督がいてくれればよい。 撫でてくれて、口づけしてくれて、初めてを奪ってくれて……。 「おやすみなさい司令官。また今度お願いします」 写真と張型を外し、ただの案山子に戻ったそれを元の場所に隠した青葉は、 寝転んだ際の汚れを払い、外したそれらを大事に懐に隠して部屋へ戻っていく。 古鷹を守るための懸念事項の一つは取り去った。 あとは、この一件を有耶無耶にできるようなネタをそれとなく流し、他の者の注意をそちらに引き付ければそれでおしまい。 一筋の涙が頬を伝ったが、すぐに拭い去って歩き出した。
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駆逐艦には2種類ある。JCっぽいのと、それ未満っぽいのだ。 明言はしないが、言いたいことはわかるよな? まったく最近は憲兵がうるさくていかん。 で、俺はというともちろん両方大好きだ。よって今回は「JCっぽい」方、そっちの魅力について記したい。 たとえるなら「それ未満」の方が、やや固いほどに青い、完全に成熟する前の幼果ならば、 青さを残しつつもやわらかく熟れつつある果実、成長途上の危うい色香―――それがJCな駆逐艦の持ち味だ。 「え、ええっ? あ、あたしと……? しょ、しょうがないなあ、司令官は……」 陽炎型ネームシップ、陽炎。 いつも明るく明朗快活、変わった子の多い艦娘の中では珍しい正統派美少女の元気娘。 「命令でしたら、どうぞご随意のままに」 その妹艦、不知火。 いつも年齢に似合わぬクールな態度を崩さない、古参兵をも怖じ気づかせる眼光と殺気の持ち主。 彼女たちが「JCっぽい方」であることは、多くの人が同意する所だと思う(違う認識の提督がいたらすまない)。 で、そんな彼女たちに今、何をしてもらっているかというと。 「うぅ……あたしたちのスパッツで挟むとか、司令官ってやっぱ変態すぎるんじゃないかなぁ……」 「よくもこんなくだらないことを思いつきますね。ある意味、感心します」 全裸でベッドに腰掛けた俺の両太股にそれぞれ、着衣のまま(当然!)の二人が俺に背を向けて座る形になっている。 陽炎が左足側、不知火が右足側だ。 おそろいの、白い二本線の入ったグレーのスカートを片側半分ずつたくしあげさせ、 ぴっちりした黒スパッツに包まれた、陽炎の右太ももと不知火の左太ももを、俺の股間真正面でくっつけてもらった。 準備万端。あとは姉妹スパッツの作る魅惑の空間に、期待感でガチガチにフル勃起したチンポをIN! というわけだ。 「うわ、熱い……こ、こんなにあっつくなるんだ……お、おちんちんって……」 しゅしゅっ、しゅこっ―――と、自分と妹艦の間でひっきりなしに上下する熱い欲棒を、どこか呆然と見つめる陽炎。 普段、明るく人なつっこい彼女だが、いざHとなると緊張するのか、急におとなしく、しおらしくなるのがまた良い。 胸板に密着した薄い背中越しに、ドッドッドッと、可愛い心臓が早鐘のような鼓動を刻んでいるのがわかる。 「司令官が特殊なだけかと。随分な変態性癖をお持ちのようなので」 対照的に、不知火は声音もコンディションも平常そのもの。 黒い谷間から顔をのぞかせてはまた引っ込む赤い亀頭を、まるで虫でも眺めるように冷徹な瞳が見下ろしている。 ……いや、いつも以上に冷えた声はクールを通り越してコールド、北方海域の流氷めいてグサグサ突き刺さってくる。 ああなんてこった、そんな声と視線で蔑まれると―――もっとギンギンに勃起してしまうじゃないか! 「え、ええっ!? さっきよりカタくなってない、司令官っ!? だ、大丈夫かなこれ、痛くないの……っ?」 硬度と体積を増し、太ももの柔らかな圧力を押し返すほど大口径になった肉主砲の変化に、あわあわと慌てる陽炎。 「気にしないで、姉さん。大方、不知火たちの反応に劣情を催しただけよ。気持ち悪い」 そ、そうそれ! もっと言って不知火、もっと俺をゴミみたいに蔑んでくれ! あーチンポにビリビリ来る。 「不快です。ひとりで勝手に発情しててください」 「う、うう……。司令官って、最初はもっとちゃんとした人だと思ってたんだけどなぁ……」 そう言いつつも、二人は俺の指示どおり、思いっきり密着させた太ももinスパッツを、 互い違いにこすりあわせるように上下運動させてくれる。JC駆逐艦の若い脚に包まれたWスパッツコキ、この快感! たまらず後ろから二人の肩を抱き、明るい茶色とピンクがかった紫、姉妹それぞれの髪に鼻先を寄せて、 すーはーすーはー、爽やかな柑橘系の体臭をふたりぶんまとめて吸い込む。 うおおっ、JC駆逐艦のゼロ距離スメル! 髪と制服とかすかな汗のにおい、青春のスペシャルブレンド! 「ちょ、やぁっ……お、おじさんっぽいよ、司令官……くすぐったいしっ……」 「ぽいというか、エロ親父そのものですね。死ねばいいのに」 陽炎の可愛い反応、不知火の冷たい視線、ふたりの体重と体温と香り、そしてチンポを圧迫するスパッツオナホール。 そのすべてが最高に心地よい。俺はなんて幸せな提督なんだ。 感激のあまり、息子もはちきれそうな先っぽから感動の涙をダラダラと流してしまう。 「な、なんかスパッツが濡れて……わ、うわー、なっなにこれ、ぬちゅぬちゅいってる……!」 「先走り汁ですね。カウパー氏腺液とも呼ばれます」 「えっと不知火、さっきから思ってたけどちょっと冷静すぎないかなぁ……」 「ウブな姉さんと違って、慌てるような要素がどこにもありませんから」 「な、なにそれ、あたしも別に慌ててないしっ! し、司令官がヘンタイすぎてちょっと引いただけだから!」 「そうですか。じゃあそういうことにしておきます」 姉妹艦のやりとりは心温まるなあ。そんな二人の太ももにシゴかれてると思うとチンポもいっそう暖まるよ! 「少し黙っててください。反応がいちいち不快なので」 「あーうーもうやだやだ。早く終わってよぉ……! こ、このっこのっ、司令官のバカチンポ……!」 容赦なく機械的にペースを速めてくる不知火、半ばヤケになって脚をぐりぐり動かす陽炎。 カウパーが染みてより黒くなったスパッツにぬちゅぐちゅ挟みこすられ、ぬらぬら濡れて嬉しそうに上下する肉砲は、 やわらかくも激しいJC太ももマンコの圧迫摩擦に、今にも暴発寸前だ。 「……このままだと射精が近いようですね、司令官」 「えっ、ウソほんと!? ど、どうしよ、こっ……このまま動かしてればいいの? ねえっ……!?」 眉ひとつ動かさずに状況を把握する落ち着いた声と、赤面した顔で肩越しに振り返りつつ聞く慌て声。 このまま盛大にスパッツの谷間で発射するのも捨てがたいが……陽炎型といえば、 スパッツ以外にももうひとつ「重要なパーツ」があるじゃないか。それを味わわない手はない! というわけで―――。 「……手袋でシゴけ、と。はあ、それが命令でしたら、そうしますが」 「な、なんで手袋のままなのかぜんぜんワカんない……うぅ、やっぱおかしいよ司令官のセーヘキ……」 「あら、姉さんは直接握りたいんですか? 不知火はその方が気持ち悪くて御免ですが」 「そ、そんなことないからっ! どっちにしてもキモいし!」 うんうん、気持ち悪がりつつもなんだかんだで言う通りにしてくれる優しい態度、感動ですよ。 さっきの位置関係のまま、不知火の左手が肉幹を握り、陽炎の右手が上からかぶせるように亀頭を包む。 ゴシュッコシュッと機械的にコキ続ける不知火と、ドス赤い卵のような先端をおっかなびっくり撫でさする陽炎。 「し、不知火……そんなに音出るくらい、ごしゅごしゅ動かして大丈夫なの? 司令官、痛くないのかな……?」 彼女らの白手袋は着飾るためのそれでなく、艦娘としての戦闘装束の一部。 当然、丈夫さを重視したその生地はシルクなどには程遠く、硬めの触感が敏感なチンポを少し痛いほどに刺激する。 だが心配はない、訓練された俺の息子は余裕でそれを快感に変換可能だ! 「……だそうです。じゃあいっそ、もぎ取れるくらいに思いっきり動かしてみましょうか?」 「や、やめてあげようよ、取れたらかわいそうだよっ!?」 俺としてはそれもちょっと良いかも、と思ったんだけど、陽炎はやさしいなぁ……あ、亀頭ももっと強めにお願いね。 カウパー塗りつけて、手袋の腹をあててスリコギを使うみたいにして……そうそう、あー上手いよ二人とも! りゅっ、りゅっりゅっ―――と規則的な手袋肉棒シゴき音と、 にちゅ、ねりゅ、にちゅっ―――と不規則な手袋亀頭いじり音が、姉妹の対照的な表情と相俟って俺を極楽に誘う。 「注文多いなあ……うう、手袋にもどんどん変なお汁がシミてきたし……ど、どくんどくんいってるし……っ」 「今度こそ、射精しそうですね。このまま発射するんですか?」 不知火の冷たい瞳と、しだいに圧迫力と速度を増す手袋コキに追い詰められ、いよいよ肉砲の中を砲弾が駆け上がる。 二人に精液出る所を見てもらうのもいいが……そこで俺は、別のすばらしい思いつきを実行することにした! 「えっ……えええっっ!? な、なにしてるの司令官っっ!?」 けなげに亀頭をにちゅにちゅと撫でさする陽炎の手袋―――狙いはその手首部分、開口部。 カウパーまみれの射精寸前ギン勃ちチンポ、その先端を、魅惑の白手袋ホールにねじ込んだ! 「ひっ!? うそっ、ま、まさかこの中にっ……や、やだやめてよヘンタイすぎるよぉ! た、助けて不知火~っ!」 「あら、頑張って受け止めてあげて、姉さん」 「は、薄情者ぉぉーーーーっっ!!」 無情にも、姉の処女手袋に挿入されたチンポの幹を、冷めた表情でシゴき続け射精に導くのをやめない妹。 か、陽炎、今からバキバキの大人チンポでJC手袋内に濃ゆい精液、どっくんどっくん射精されるのどんな気持ち? 「し、知らないっ! そんなこと聞かれても困るよぉ! やだやだ抜いてバカ司令官っ~~!!」 涙目でぶんぶん首を振り、ぽかぽかと胸板を叩く陽炎の暴れる動きが、よりいっそう興奮と刺激を加速する。 はっはっは、もはや、のがれることはできんぞ! おとなしく白手袋マンコに大量注入されるがいい陽炎! ―――びゅぐっっ!! どぷっ……ぶぱぷっ……どぐんっ! びゅぐん! どくんっ、どぐんっっ……ぶぴっ! 「きゃっ、あっ熱ぅっ!? う、うわっ、ほんとに出てるぅ、手袋の中でどくんどくんいってるよぉぉ!?」 出るわ出るわ、後から後から陽炎の手袋性器に送り込まれる白濁砲弾が、下品きわまる内部破裂音をたてる。 「…………! …………っ」 発射中もチンポをしごき続ける妹は、自分の行為が姉をいっそう汚していることを果たしてどう思っているのか。 陽炎の泣き顔をじっと見る不知火の瞳にふと、嗜虐的な笑みが浮かんだのが見えたような……? ……ともあれそんなことを冷静に考える余裕もなく、背筋をビシビシと突き抜ける射精快感に俺は流されるまま、 思わず二人の頭をまとめて抱き寄せ、若い髪のいいにおいを嗅ぎながら最後の一滴までをびゅくびゅくと絞り出す。 「う、うわぁぁ……! ゆ、指の方まで入ってきたぁぁ……き、気持ちわるいよぉぉ……」 どうするのよこれぇ……と、たぷたぷになった手袋に呆然とする陽炎。 ああ、安心してくれ、汚れた服は後でちゃんと俺がきれいに洗うから(司令官として当然のことだよね)。 「……ふぅ。お疲れ様でした姉さん。……司令官、満足したなら、不知火たちは下がらせてもらいますが」 まあまあ、まだ夜は長いしさ。俺のチンポもまだまだ元気だし。 よし、じゃあ次は、君たちの細いリボン、それを使って―――。 「え、えええっ、まだやるのぉ!? うう~、か、勘弁してよもおぉ……!」 「ほんと、流れ弾に当たって死ねばいいのに……」 いやあ、まったく、駆逐艦は最高だぜ! ===========
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雷の司令官LOVEな休日 私は雷。読み方はかみなりじゃなくていかずちよ! 昨晩はキス島撤退作戦を無事に完遂させてきたの、 途中で戦艦が出てきた時はほんとヒヤヒヤしたわ。 で、嬉しかった事があるんだけどね……司令官が私を褒めてくれたの! 最近は戦艦や空母ばかり活躍していて、私や他の駆逐艦の子は遠征につきっきりだけど、 やっぱりこうやって戦果を挙げて司令官に喜んで貰えるのが一番嬉しいわ! 今日は入渠とかの処理で、出撃とかはなしで鎮守府はお休みなんだけど……(もちろん開発とかは行ってるわ) 私は久々に司令官の寝顔を拝みに私室の前に居るの。 時間は朝の六時。何時もの司令官だったら七時頃にはもう起きてるからバレちゃうかもしれないけど、 今日みたいに余裕のある日は司令官は遅めに起きるの。もうっ、ねぼすけさんなんだからっ! でも私が今から司令官の所へ行くのは、起こす為じゃないの。 (音を立てないようにそーっとそーっと) 私は工廠妖精さんに作ってもらった私室の合鍵を使って鍵を開け、司令官の部屋へと侵入する。 (もー、また汚くなってるわ。仕事が忙しいのは分かるけどちゃんと部屋の掃除はしなきゃだめよ? 司令官ったら世話が焼けるんだから!) 私室の台所にはまだ洗っていないであろう食器、机の上には何らかの書類、風呂場の方にはまだ洗ってない服…… ただでさえ小さい部屋が更に小さく見える。今すぐにでも綺麗にしてあげたい所だけどそれはまた後ね。 (ふふ、よく寝てるよく寝てる) 私は司令官が布団で寝ているのを見ると、顔を綻ばす。 他の艦娘の所に泊まり込んでたら司令官が更迭されちゃうかもしれないからね。 (あっ! いつまでもこうしてるわけにはいかないわ!) しばらくしてはっと我に返る。 寝ている司令官の顔に息を吹きかけたり、頬をプニプニしたり、 色々と堪能していた私だけど目的を忘れちゃいけない。 (ゴミ箱には……うんないわね) 私は机の近くにあるくずかごを漁……捜索して、怪しいティッシュがないかを探す。 何してるかって? 司令官が昨晩自慰したかを確認するのに決まってるじゃない!! 本当は私が秘密で司令官に御奉仕して慰めてあげたいけど、 司令官は私をちっとも女性として扱ってくれないの。ひどーい。 だからこうやって朝早くからスッキリさせようと私室に来たのよ。 (むっ、小さいわね。だけどこの雷様に任せて! ちゃーんとお仕事中に発情しないように抜いてあげる) 私は提督の布団に潜り込んでパジャマとパンツをゆっくりと脱がせ、 司令官の7.7mm機銃を口に銜える。 (お掃除お掃除♪ここは男性にとって、とっても大切な所なんだから!) 私はペロペロと機銃の先っぽや周りをを、舌でお掃除してあげる。 余裕がある時に毎朝してあげたから、汚れすぎてたり発射できないなんて事態にはならないわ。 そうやって丹念に掃除しているうちに、司令官の機銃がどんどん大きくなって 口の中で46cm三連装砲に改造される。本当はそこまで大きくないけど…… (んんっ! っ……流石に口内に咥えきれないかしら? だけど私は負けないわよー!) 息苦しくて一度司令官の連装砲を離しちゃったけど、私は負けじと また連装砲を口内に咥える。 そして今度は司令官の弱点を狙って舌撃を加えていく、 カリ首を円を描くように舐めてあげたり、鈴口を優しく刺激してあげたり…… そんな風にしてあげると司令官のくぐもった切ない声が私に聞こえてくる。 きっと私の奉仕で快感を感じている証拠なのだろう。 私は嬉しくなって、もっと気持ちよくなれるように連装砲を責める。 (っ…はぁ…司令官はどんな夢見てるのかしら? もちろん私よね?) ぺちゃぺちゃの淫猥な水音を立てながら、私は必死に最後のスパートをかける。 司令官の連装砲は震えていて、今すぐにでも精液を発射しそうだった。 (んんんんっ! んむぅ!) 私の口内に大量の精液が放たれる。数日分の溜まっていた精液は これでもかと言わんばかりに私の口へと流れ込んでゆく。 (…ぜ、全部飲むんだから! し、司令官の為ならこれくらい……!) 私が飲むペースよりも早くどんどん精液が放出されてくる。 咽そうになるけど、私は頑として司令官の連装砲から口を離さず、精液を飲み干していく。 (んぐんぐ……ぷはっ! ぜ、全部飲んでやったわ! これくらい私には余裕なんだから!) 司令官の精液を全部飲んだ自分が少しだけ誇らしくなった。 本当はそんな自分を褒めて貰いたかったけど、司令官はまだぐっすりと寝ている。 これじゃあどれくらい気持ちよかったのかも分からない。 ……起きればよかったのに、起きればなし崩しに司令官と関係を結んだりして、 もーっと傍に居てあげられるかもしれないのに…… いっその事睡眠薬とかつかって眠らせて手錠とか付けて監禁して 私なしに生きていけないくらい依存してもらうとかそういうのも…… (あーあーダメダメ私がこんなに暗くなっちゃ! 司令官に笑ってもらうのに自分がこんなんでどうすんのよ雷!) 私は思いついた嫌な考えを振り払う。 少し魅力的な考えだったけど司令官には大切な仕事や役割があるし、 私だけが全部独占できる人じゃないから。 私は司令官の連装砲を口内で綺麗にすると、 元通りにパジャマと布団を着せ台所へ向かった。 (ん…ちゃんとあるわ。調味料の方は……) 私は冷蔵庫を開けて中にある食材を確認する。 司令官の為に前作った佃煮や金平牛蒡はちゃんと食べられてるし、 私がリクエストしておいた食材も買ってある。 戸棚の中に入っている醤油や酢も新しくなっていた。 (これなら美味しい朝ご飯を司令官に作ってあげられるわね!) といっても今から食事を作ったりはしない。 私が合鍵を作っていて勝手に私室に入り込んでいるのを司令官は知らないからだ。 朝ご飯を作るのは司令官が起きそうな時間帯に合わせて、また来ればいい。 絶対にバレたら駄目。もしそんな事になったら……考えたくもない。 (じゃあねー司令官。また来るわ! 楽しみにしてて) 私は物音を立てずに部屋を出て、扉の鍵を閉めた。 私は自分の部屋に戻る。 「ん……雷? また司令官の所?」 「ええ。司令官分を補給してきたの。やっぱりこれがあると力が漲るのよ」 丁度外へ出ようとしていた響とばったり出くわした。 私の部屋は電・響・暁……第6駆逐隊四人の共同部屋だ。 「響はまた早朝散歩? 飽きないわねー」 「それだったら雷だって同じさ。私だったら 司令官の為とはいえあそこまで尽くせない」 部屋の外の薄明かりの中で取るに足らないことを話し合う。 響は私達より早起きで、よく早朝に鎮守府周りを散策することが多いの。 まー何が目的かは知らないけど、本人が楽しんでるからいいんじゃないかしら。 司令官とそんな風に二人っきりで誰も居ない鎮守府を、私も歩き回ったりしたいな…… 今度お願いしてみるのもいいかも。 「……あんまり話し込んでると太陽が昇ってきちゃうね。 私はそろそろ出かけてくるよ」 「いってらっしゃい。面白い事があるといいわね」 私は響を見送る。港の方に向けてだんだんと背が小さくなっていった。 「ふー。準備準備」 時間までまだだいぶ余裕があるけど、必要なものはきっちりそろえておかないとね! 私は鞄の中にエプロンやタッパを詰める。 洗面所で髪やお肌をチェック、服に変な臭いや皺がないかも入念に調べる。 「……おっけー! 今日も私は万全!」 くるっと一回転してポーズを決め、私は時間を待った。 八時十五分。まだ眠っている暁と電を起こさないようにゆっくりと私は部屋を出た。 「しれーかん! しれーかん! 朝よー。早く起きなさい!」 私は扉をドンドンと叩く。 「……雷。また来たのか」 少しだけ間が空いて司令官が扉を開ける。口に歯ブラシを咥えてパジャマ寝間着姿、 予想通り起きてすぐだったみたいね。 「今日も朝ご飯作りに来たわ。さ、台所貸して頂戴♪」 私はウィンクをして、いつものように部屋へ入ろうとする。 「キス島撤退作戦が昨日完了したばかりだろう。無理せず休んでおけ」 そんな私を司令官は腕を上げて立ち止まらせた。 気遣ってくれるのは嬉しいけど、司令官だって色々と苦労してるはずでしょ? これくらいなら私が余裕でやってあげる。まさに朝飯前ってやつね。 「なーに言ってるの、雷はもうピンピンしてるわ! 司令官も一人じゃ碌な食事作れないんだから、私に任せなさい! ……入れてくれるまで私は諦めないから」 「分かった分かった。遠征に支障がでないようほどほどにしとけよ」 司令官は渋々私を部屋の中に入れた。 「あーまた汚れてるじゃない!」 さっき侵入したくせに、白々しくも、私は部屋を見て言う。 「すまんな。後でちゃんと片付ける」 「はいはい言い訳はしちゃだーめ! 司令官は早く着替えて歯磨いて顔洗って、済ますこと全部済ましてくるのよ? 朝ご飯の準備は私がしておくから」 「あい」 司令官はそう言われると、頭を掻きながら洗面所へと戻って行く、 私が居なかったら、本当にこの部屋はどうなっていたことか。 「さーて今日も腕によりをかけて美味しい朝ご飯を作るわよー!」 私はまだ洗い物が残っている台所へと向かっていった。 「じゃーん! 朝ご飯の完成!!」 ご飯・味噌汁・納豆・鮭の塩焼き・卵焼き。 割とテンプレなメニューだけど、朝はあんまり時間がないから凝った食事が作れないのよねー…… 「毎朝私に頼んでくれるなら、もっと色々作れるわよ?」 「いんや、大の男が子供に頼りすぎるのは良くない。例え苦手な料理であってもだ」 「なに言ってるの! 朝ご飯はね今日一日を元気に……」 「OK言いたい事は分かるから、朝っぱらから説教だけは勘弁してくれ」 はあ……私は司令官の体を心配して言ってるのに。 そーやって無茶するから病気になったり倒れたりするのよ? そんな私が心配しているのをよそに、司令官は朝ご飯を食べ始める。 ふふっ、でもこんな風に美味しそうに食べてくれるのは、作った甲斐があるわ。 もっとお料理頑張ろうって気になるもの。 「ふふん」 「……どうした雷」 「なーんでもないの」 私は料理を食べている司令官を見つめる。 司令官が度々私の方を『何が面白いんだ?』って顔で訴えてくるけど、 私はそれに微笑んで返すだけ。 だってそうでしょ? 好きな人と一緒に幸せな時間を過ごすのは女の子なら きっと誰でも望むでしょうから。 こうして私と司令官のゆったりとした朝ご飯の時間は過ぎていった…… 「ふぅ……さてと、私は仕事があるから司令室に行ってくる。 雷も早く皆の所へ戻れ……って言ってもこの部屋を掃除するつもりなんだろう」 朝食も食べ終わり、制服に着替えた司令官が立ち上がる。 休みの日なんだからゆっくりすればいいのに。仕事が残ってるのかな? 「当然雷が責任持ってお掃除しておくわ! 司令官は安心してお仕事に行ってきてね」 「ああ、分かった。でも、別に無理して掃除しなくていいからな? この部屋を汚したのは私なんだからな?」 「はいはい。後は私に任せて」 私はバツが悪そうに歩く司令官の背中を出口まで押していく。 掃除中にHな本見つけたからって捨てたりしないわよ? 私だっていつも一緒に居られないから、少しぐらいだったら仕方ない仕方ない。 あ、私の下着や服で自慰してもらうのもいいわね。 今度わざと部屋に置いていっておこっかな。 「そういえば今日の仕事ってどれくらいで終わるの?」 扉を開けて外へ出ようとする司令官に、私は話しかける。 「仕事か、昨日のキス島撤退作戦の事後処理が少し残っているから…… まあ昼前には終わるな。どこか行きたい所でもあるのか?」 「ううんそうじゃなくて。今日はどれくらい司令官と一緒に居る時間が あるのかなーって、そう考えてたの」 「……部屋の掃除や食事を作ってくれる雷には感謝している。 あまり特別扱いは出来ないが、何かして欲しいことがあったら言ってくれ」 こちらを振り向いた司令官の顔は真剣そのものだった。 じゃあ私にキスして、夜、布団の中で司令官と夜戦したい……なんて言える訳がない。 たぶん……ううん、司令官は絶対に断るだろうから。 「今日も私の作ったお昼ご飯とお夕飯を食べてくれる? 後……司令官の部屋に泊まってもいい?」 「それで雷が喜んでくれるなら私は構わない」 「じゃあ約束よ! 忘れたらだめだからっ!」 司令官は黙って頷き、外へ出て行った。 司令官の居ない部屋はとてもガランとしている。 大きくない部屋なのに司令官が居ないと、まるで広いお屋敷のようにも感じた。 (しれーかん……) 私は脱衣所へ向かう。寂しい心の隙間を埋める物を求めて。 (はぁ……しれーかんのにおいだぁ……) 司令官の服と下着に包まれて、匂いを嗅ぎながら妄想をする。 私が秘書艦になって勤務中に性行為を強要される。 机の下で無理矢理フェラチオされたりして、私の顔に精液をかけられる。 倉庫に呼び出されて、声を押し殺しながら二人で交わりあう。 司令官の私室の布団で私が上になって司令官を快楽で喘がせてあげる。 私達の部屋で司令官との激しい性行為を、暁・響・電に見せつける。 「んっ……は……ぁ……」 私は司令官の為なら何でも出来る。 例えその結果、私が轟沈するとしても。 「……もっとぉ……しれーかん……しれーかん」 私の頭の中が司令官でいっぱいになる。 現実じゃなくても幸せだった。 「ふあぁぁ!!」 そして私は絶頂に達する。 頭の中では司令官が私の耳元で何度も何度も愛の言葉を囁き、 膣内へと精液を注いでいた。 (しれーかん大好き……) しばらく私はその妄想に浸り続け、何度も達した。 そんな妄想から覚めてみると、何ともいえない寂寥感が私を襲う。 海の底へ沈む感覚はこれに近いのかもしれない。 冷たくて何も見えない、真っ黒な世界が私の目の前に広がるような。 (お掃除お洗濯……) 私はそんな感情を忘れたくて家事に取り掛かった。 時は流れて十二時三十分。私は食事を用意して司令室に司令官を呼びに行く。 (司令官以外にも誰か居るのかしら?) 司令室に近づくに連れてガヤガヤとうるさい話し声が聞こえる。 秘書艦の赤城さんはそこまでおしゃべりな人じゃないし…… (もしかして……) ここまで騒がしくて明るい人はだいぶ限られてくる。 私は頭の中にある人を想像した。 司令室の前に立った時それは確信に変わった。 「だからな金剛、雷と約束があるんだよ」 「HEY!提督ぅー。Lolitacomplexはだめヨー。 雷ちゃんも偶にはrestが必要ネー」 金剛さんの声だった。 何を話しているのかは分からないけど、考えるよりも先に自分の体が動いた。 バタンと扉を勢いよく開ける。音が司令室に鳴り響いた。 「oh! ちょうどいい所に来マシタ」 金剛さんが部屋に入ってきた私を見て、都合が良さそうに司令官に言う 「最近提督はthunderちゃんに頼りっきりデース。 朝昼夜、全部お世話をしてもらうのは駆逐艦には荷が重すぎマース」 「全部って……雷が居ない時は自分の事ぐらい自分でやっている」 「つまり。thunderちゃんがいる時はentrust toっきりじゃないですカー。 それがいけないのデス!」 金剛さんの司令官への説教を聴きながら、私は無言で司令官に歩み寄り 手を取って出口へと無理矢理引っ張っていく。 「お、おい雷」 「thunderちゃん。wait a minute! 貴方にもお話ありマス」 「私は司令官のお世話を嫌だと思ったり、辛いって感じた事は一度もないわ!」 私を止めようとする金剛さんの声を背に受けながら、 声を張り上げ一言だけそう言って司令室を出て行く。 「crazy……」 金剛さんたら失礼しちゃうわ! 私は体は小さいかもしれないけど、立派な女性なのよ。 建造された歳から考えたらどうなってもみんな二十歳以上だし、ここに来てからだと全員三歳以下になる。 そういう意味では私の主張は間違ってない。そうよね? それに荷が重いなんてふざけた話よ。私は時間がある時に、 司令官の日々の負担を少しでも減らそうとしてるだけ。無理なんかしてないのよ! 「雷。さっきの事で怒ってるのか?」 そんなに酷い顔をしていたのだろうか、司令官に声をかけられる。 だめだめ、だめよ雷! 楽しいお食事の時間を私の機嫌で台無しにする訳にはいかない。 「ううん怒ってなんかいないわよ。ちょっと考え事してただけ。 ……金剛さんの言うこともちょっと分かるかなーって」 そう言いつつも、私の本心はまったくそう思っていない。 むしろもっと私に頼って欲しいくらいだ。 「ささ、早く食べて。和食ばかりじゃ飽きるとおもって、 お昼は洋食にしてみたのよ?」 午後一時。私は第6駆逐隊共同部屋に戻ってくる。 どうして司令官と一緒に居ないのかって? ……私だってそうしたいけど、司令官に気を遣わせちゃうし、 うっとうしがられたりするのはもっと嫌だから。 司令官も一人で行きたいとこや、居たい時もあると思うの。 そんな貴重な時間を私の我侭で潰すのは良くないって考えてるだけ。 でもそれは私の本心と矛盾する考えでもある…… 「ねえ暁。一人前のレディーって何だと思う?」 真剣そうな顔で『月刊パラレルハート』を読んでいる暁に私は質問する。 「一人前のレディー? そうね……」 「ブラックコーヒーを飲めるとか、胸が大きくなるとか、 頭を撫でられて喜ばないとか、お子様ランチを頼まないだとか、 そーゆーのはなしでお願い」 「わ、私がそんな事言うわけないでしょ!」 そう口では言いつつも、態度に図星を指された様子がはっきりと分かった。 自分の気持ちを巧く誤魔化すのも、大人の女性に必要なのかもね。 私にはまだまだ出来ないけど。 「えっと……やっぱり周りに対する気遣いよね。空気を読むのって大切だと思うの。 後はやっぱり余裕って言うか……冷静とはちょっと違うんだけど、心の広さじゃないかしら?」 「ふ~ん。暁も結構考えてるのね」 「当然よ私だってちゃんとしたレディーなんだから!」 言ってることは間違ってないけど、 暁を見ているとまだまだ一人前のレディーには遠そうだって思うわ。もちろん私も。 午後二時。 「電ー、ちょっと背中に乗せてー」 「雷電ごっこはもういいと思うのです……」 「せっかく天龍さんから高周波ブレードを借りてきたのに」 午後四時。電の背中に乗っかりながら、海の水平線を見つめる。 「電って司令官の最初の秘書艦だったのよね?」 「お姉ちゃん……もうそれは何回も話したのです」 「ん……んー、やっぱり電が羨ましいっ!」 私はくしゃくしゃと電の頭を撫でる。ちょっとの嫉妬を込めて。 きっと電は司令官の良い所や悪い所を私より沢山見てきたのだろう。 私よりも長く司令官の傍に居たのだろう。 もしかしたら誰にも言えない秘密の関係を持っているのかもしれない。 羨ましい妬ましい、私ももっと早く司令官の傍に行けたなら 深い関係になれたのかもしれない…… 「お、お姉ちゃん?」 「へっ? あ、ああボーっとしてたわ」 電に話しかけられて、私の思考は中断される。 「そろそろ夕食の用意しないといけないんじゃないですか?」 「……あああっ、もうこんな時間じゃない! 電、私行ってくるわ!!」 私は電の背中から素早く降りて、司令官の私室に向かう。 辺りの空はまだ青いけれど、手の込んだ料理を作るには時間がかかるから。 「お姉ちゃんは相変わらずなのです」 私が料理に失敗することもなく、司令官が約束を破ることもなく、 そして司令官との夕食に邪魔が入ることもなく時は過ぎていった…… 夜十時。お風呂や歯磨きを済ませて、私と司令官は一緒の布団に潜り込む。 あ、残念だけどお風呂は一緒じゃないわ。きちっと自分の部屋で入ってきたの。 「司令官と寝るの楽しみにしてたの!」 「その言い方だと変態的な意味にも聞こえるからやめろ」 「いいじゃない本当の事でしょ?」 せっかくピンク色の色っぽいパジャマを着てみたのに、 司令官は全然興味を持ってくれない。 私は悔しくて、こちらに背を向けている司令官の首に抱きついて体を寄せる。 「暖かいわ……」 「もうそろそろ冬だからな。雷も寝る時はちゃんと毛布を使うんだぞ」 「でも今夜は司令官がいるからいらないわね」 ぎゅうぎゅうとより強く司令官を抱きしめる。 「電気消すからちょっと離れてくれないか?」 「はーい」 司令官が立ち上がって、電灯を消す。 部屋は真っ暗、外に幾らか光はあるけどそれは港を照らすものだけだった。 「明日の遠征も頼む」 そう言って司令官は私を抱きしめた。今度は背じゃなくて胸の中に。 私は無言で司令官を見つめて、抱擁の暖かさに浸る。 (はぁー、まさにこの為に生きてるって感じよね……) 頭も撫でてくれて、溶けてしまいそうなほど幸せ。 この感覚を毎日味わうことが出来たのなら…… (また明日も頑張ろう、もっと頑張って成果を上げて、 いつか司令官に……) 私は司令官に抱かれながら心地よい眠りの世界へと落ちてゆく、 いつか私の願いが叶うのを祈って。 (しれーかん大好き……)
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776 :名無しの紳士提督:2015/01/19(月) 00 13 36 ID SX4JdFMc ※キャラ崩壊注意 ※ちょっとメタい ある提督の秘書艦は長門である。 戦闘においては常に勇敢で頼もしく、平時においても冷静沈着で理知的。 仲間への気配りを忘れず、提督を上官として、また相棒として忠誠を誓い、その凛とした立ち居振る舞いに心惹かれぬ者はいない。 提督は大型建造で彼女と出会ったが、―つぎ込んだ資源の量とその物質的見返りだけが艦娘の価値ではないとしても― それだけする価値は十分以上にあると断言できる(大和?未実装じゃないですかね?)。ただ一つ違っていたのは― 「長門、赤城さんどこ行ったか見てないかしら。さっきから姿が見えないのだけど」 「ああ、赤城なら……さっき提督が風呂に沈めたから暫く戻ってこないぞ」 「入渠させただけだよ誤解するような言い方すんな」 ……こういう所である。 「そう言えば提督、アニメ版第2話は見たか?」 「ああ見た。意外と青葉でかかった」 「むしろその青葉と並んだ時の五月雨が……じゃなくて他に感想は?」 そんな話をしている時に執務室の扉をノックする者がいた。 「失礼します。ご主人様、遠征から戻りました」 「おお漣か。お疲れさん」 戻ってきた漣が報告を受けた提督が机上のノートにTの字を書いているのを見つけた。 「何ですかそれ?」 「いや、大したことじゃない。ちょっとした賭けだ」 そう答えた提督に長門が付け加える。 「アニメ版の私がながもん化しなかった話数だ。第5話までながもん化しなければ正の字完成で私の勝ち。……それで提督、どうだった?」 「まだだ。まだあと3話ある。赤城盛りやら足柄さんの合コンやら出たんだ。やってくれるさ」 ふんす、と鼻息を一つしてぐっと胸を張る長門。 アニメ版はともかくこの人はながもん要素あるよなと思ったが口にはしない漣。 「賭けの結果は私もちゃんと記録しているぞ。ただ、その時適当な紙が無くてな」 「掌にでも書いたのか?それじゃ消えちまうぞ」 「いや尻に」 「すぐに消しなさい」 この人はながもんじゃねえ。もっと別の何かだと思ったが口にはしない漣。 777 :名無しの紳士提督:2015/01/19(月) 00 17 17 ID SX4JdFMc また別のある日、提督と長門は所用で朝から出かけていたが、昼過ぎには鎮守府に戻ってきていた。 執務室に戻る道すがら、空母たちの訓練の様子が見える。 「そう言えば弓の構え方がどうこうと話題になっていたな」 何の気なしに提督が呟くと、横にいた長門がそれに応じる。 「まあ空母の弓は正確に的を射ることが目的ではないからな。空母は艦載機を確実に打ち上げ、その間無防備にならない事のほうが重要だ。 だから玩具のような軽い弓を使って射形はともかく早く引くことを重視するそうだ。目標を直接撃つのは艦載機の役目だからな」 これは提督にも意外だった。 長門は戦艦で、航空機など扱えない筈だ。 「何でそんな事を知っている」 「連合艦隊旗艦たるもの、他の艦種についても知っておく必要があるからな」 長門は勉強家だ。 秘書としての業務をこなす傍らで、この様な知識を吸収することにも余念がない。 艦娘としては模範的と言えるだろう。艦娘としては―。 執務室に戻ってから少しして、長門がパニック気味に言う。 「あれ?あれ?提督、何もしてないのに壊れた」 「プラグさしてないのに動くか。何もしてなければ壊れねえよ」 艦娘として以外は壊滅的である。 ともあれ執務を再開したわけだが、どうも長門がもぞもぞと落ち着かない。 座っている椅子に尻をこすりつけるような動作を繰り返している。 「……何をしている?」 「この前尻に書いたと言ったろう?あの後かぶれてしまって…」 思わずため息の出る提督。 本当に艦娘として以外は壊滅的である。 「何で書いたらそうなるんだ…というかもぞもぞするな落ち着かない」 「尻に手を突っ込んでかくのは何か恥ずかしいじゃないか」 「尻に字を書く方が恥ずかしいわ!……ちょっとトイレ行ってくる」 突っ込みを入れながら席を外した提督。 一人になった長門の目に箪笥の一番上が映る。 (そうだ、あそこに薬箱が入っていたな。かゆみ止めとかないかな) 果たして思った通り、薬箱から軟膏を手に入れた長門。 提督が戻ってくる前に終わらせようと、下着を脱ぐと軟膏をつけた指先を尻に持っていく。 指先で患部を探り、軟膏を塗ろうとするがなかなか上手くいかない。 (どうやって書いたのだったか…) 我ながら妙な所で器用だと思いながら、かゆみのある部分に軟膏を塗っていく。 778 :名無しの紳士提督:2015/01/19(月) 00 19 47 ID SX4JdFMc そのとき不意に、指先が割れ目をこすった。 「ひゃん!!」 走る衝撃に思わず声を上げる。 (なっ、何だ今の!?) 自分でも初めての感覚に戸惑いながら、今度は何もつけていない指をおそるおそる近づける。 (薬がしみただけだ。そうに決まってる) その自分へのごまかしを自分の指が打ち砕く。 「ふひゃあ!」 乾いた指先が、先程と同様の衝撃を生む。 自分自身の肉体が、自分の思っている以上の変態的なものであったことを、この時長門は知ってしまった。 (駄目だ、ここで辞めなきゃ……。薬を塗って、それで終わりに…) 頭ではそう思っているが、それとは別の部分でそれと相反する思いが大きくなっている。 そしてその思いは、長門の理性を軽々と打ち破る。 「ふああっ!ふひん!くあっ!!」 指が動き、それに合わせて嬌声が上がる。 (駄目だ。何をやっているんだ私は!?早くやめないと提督が―) 何度もやめようとするが、快楽に支配された体は全くいう事を聞かない。 既に、前の方がジワリと温かくなり始めている。 「ひうっ!ふぁああ!」 (止めなきゃ駄目なのに……。駄目なのに……気持ちいい) 何度も敗れた彼女の理性は、既に抵抗を諦めていた。 「あひっ、あひいっ!!ううぅ、くあああっ」 ただ本能の赴くままに指を動かし、その動きに合わせて身をよじらせ声を上げる。 頬を紅潮させ、口からは涎を垂らすその姿は、毅然とした艦娘の長門ではなく、一匹の雌。 「うふぁ!ひっ、ひゃん!!ああっ、んああっー!!」 がくがくと膝が笑い、床にぺたりと座り込む長門。 絶頂を感じた体が徐々に鎮まっていく。 「早く、早くしまわないと……。提督が戻って…」 気怠い体に鞭打って片付け始める長門。 扉の向こうで提督が足音を殺して今しがた用を足したトイレに戻っていくことに、長門は気付かなかった。 終 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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提督のいない鎮守府は、静かだ。 だが、かれが遠洋に出撃しているがゆえの不在の静かさと、“いない”ゆえの空席の空しさは、 どう思いを馳せてみても違う。 鎮守府筆頭が空席となる理由は、これまた様々である。 いわゆる帝国海軍における人事によるもの、提督が何らかの理由により円満な退役を見たもの。 このふたつのいずれかであれば、艦娘たちは程度の差こそあれど、去った提督を惜しみ、新たな提督を心待ちにする。 今までに何人もの提督が鎮守府に赴任してきたが、どうしても“現在”の提督が一番愛しく思えてしまうようなのだ。 しかしながら、今鎮守府にのさばる沈黙の重たさは、先に述べた状況のどちらでもない。 『提督はボラボラの浅瀬で、紅珊瑚のトナカイの夢をみておられますよ』 高雄が──満身創痍で、唯一南洋から帰還してきた高雄が、年若い妹というべき駆逐艦たちに、 たった一滴の涙を見せて、そう言い聞かせていた。 高雄は提督の秘書で、座乗艦だった。その、南洋に赴く日に限って、かれは、高雄に乗らなかった。 大事な同輩と、愛する男を南の海の底に置いて、それでもたったひとりで高雄は、鎮守府に帰ってきた。 長門の胸中に沸きあがるのは、あれだけ艦娘をとりこにしておきながら、 あっさりくたばった提督への、嫉妬にも似た怒りの念だ。 墓があったら眼前にはったと正座して、明けてから暮れるまで、もの言わぬ石に延々と説教を垂れていただろう。 死は絶対だ。死は不可逆だ。戦場に散り靖国に咲くのが武人の誉れだというならば、 恥を晒しても生きて帰ってくるのはせめて──せめて、男の甲斐性とかそういうたぐいのものではないのか。 憤懣やるかたない長門の足元で、ぱきりと小枝が折れた。 その時だった。 幾分か上擦った、本職の海の男たちにはだいぶ頼りない、耳慣れた五省を唱和する声。 鎮守府にいるのは、提督を始めとする本職の軍人だけに留まらない。 事務屋もいれば、酒保の店員もおり、珍妙な猫もたまにうろついていたりする。 長門!と呼びかける声は、唱和の声に明るく重なった。入渠を終えた金剛がそこにいて、こちらへ手を振っている。 傍らで学び舎の窓を見上げているのは、やはり入渠を終えた比叡だ。 「江田島の士官候補生デース! 未来の提督たちネ!」 「実地学習、だそうです。みな、一度は実際の艦を見て、自らがすべき職掌の重みを体感せよ、とかで」 鎮守府にあまり覚えない、そのものずばり若い娘の声に注意を引かれたと見えて、ひょこりと白い制帽が窓から覗く。 するとたちまち、そこは士官候補生たちが、我も我もと鈴なりの有様になった。 金剛は気安く笑顔で、諸手を挙げてそれに応えた。比叡は比叡で、そんな彼女を微笑ましく見つめている。 「──長門!」 そして、今にも落っこちそうなほど窓から身を乗り出した少年──まだ少年にしか見えない “未来の提督”の声が、まっすぐに長門の鼓膜を打った。 勢い余って、その頭から制帽が落ちる。晴れた空に花弁のようにくるくると舞って、 楽しげにスウィングして、果たしてそれは──推し量ったごとく、過たず長門の胸に、ぱすんとぶつかった。 「長門! ナイスキャッチー!」 「……ちょっと、金剛ねえさま! 少しはものの言い方を──」 「比ー叡ー、ワタシを誰だと思ってるノ? 英国で生まれた帰国子女! 超弩級戦艦! 金剛デース!」 「もう、ねえさまったら!」 制帽を落っことした粗忽者は、それでも笑顔で、三人の艦娘に手を振っている。 鬼より怖いと認められる教官も、提督が不在の今、艦娘たちに『遊んでおらんで仕事をせえ』とは言いづらいのだろう。 なんとも微妙な、苦しょっぱいような顔で、教卓付近の窓から顔を出している。 長門もまた、不安なような、それでいて期待に似ているような、教官の心中とだいぶ通じるところのある心持で、 未だに手を振る少年を見上げていた。 鎮守府が、新しい提督を迎える日も近いだろう。一月や二月ではないかもしれないが、年単位ではないに違いない。 それまできっと艦娘たちは、本物の人間の娘たちを真似て繕い物に精を出してみたり、 ぼんやり海を眺めたり、まだ見ぬ提督に思いを馳せたりして──過ごすのだろう。 その、いずれ来たる提督が、自分を座乗艦に──秘書艦に──ひいては最愛の思い人にしてくれることを、待ち望みながら。 新たに鎮守府に着任した提督は、痩せっぽちの洟垂れ小僧だった。 黒縁眼鏡。生えたのだか生えてないのだか、たまにまばらな無精髭。 “着られている感”がありありな白の詰襟。敬礼は、今までの提督たちと引き比べても、全くのどへたくそ。 洗練されてもおらず、江田島でどうにか作られてしまった濫造提督、というべきありさま。 煙草は嗜まない。酒は猪口の糸尻の量を啜る程度。食も細い。夜になると少し咳き込む癖。 ほとんど雪山のような高地で療養したこともあったんだよと聞かされて、 身の寒くなる思いをした艦娘もあったが、寛解したと笑顔で断言されては追及もままならぬ。 そして、あろうことかその新米提督は、長門を秘書兼座乗艦に選んだ。 気安いわけでもなければ扱いが容易いわけでもない、ウォーシップという呼び名そのものを体現したような長門を。 「ああ、長門それから」 「……なんだ」 そして、あろうことか彼は──いつのまにか少年から青年へと成長した提督は、ある夜、長門にこう告げた。 「きみに、──きみに夜伽を命ずる。本日フタイチマルマルで執務室に出頭するように」 --------------------------------------------------------------